瓦屋根の本館は桃山御殿風檜造り。和と洋を調和させた内装が、宮殿の香りをただよわせています。
歴史の重みを感じる建物の中での、贅を尽くした調度品に囲まれての滞在は、このホテルを選んでよかったと思えるでしょう。
タイムスリップしたような創業当時と変わらない調度品や美術品がホテル内のいたるところあって見飽きません。
明治時代にできたホテルですが部屋の設備は新しく最新に近いものになっていますが、天井が高く、昔のマントルピースの跡があったりとクラシカルな面も残っています。
ホテルの周りも緑が多く、立地の良さから、周辺の観光へのアクセスも申し分ありません。
関西の迎賓館として有名な奈良ホテル
関西の迎賓館ともいわれる「奈良ホテル」は一度は泊まってみたいですね。
その歴史を知ることで、一層宿泊が有意義になると思います。
「奈良ホテル」は、1909年に日本のホテル産業の草分け的存在として開業しました。
当初は外国からの訪問者や外交使節団のために建設され、日本で初めての西洋風ホテルとして名高く、高級ホテルとしての格式を持っています。
その歴史的な背景には、明治時代から大正時代にかけての日本の近代化と国際的な交流の流れが影響しています。
「奈良ホテル」は、西洋文化や洋風建築が日本に導入される中で、外国人と日本人の交流の場としても重要な役割を果たしました。
「奈良ホテル」は、ヨーロッパ風の建築様式を取り入れた美しい建物で知られており、その建物自体も歴史的な価値を持っています。
多くの著名人や要人が訪れ、その歴史的な雰囲気を楽しむことができる場所として、観光客にも人気です。
「奈良ホテル」は、日本の歴史とホスピタリティの重要な一端を担っており、今もなおその歴史的価値と格式を保ちながら、訪れる人々に特別な体験を提供し続けています。
味、接客とも申し分ない2つのレストラン
この「奈良ホテル」の【お食事】は、メインダイニングルーム「三笠」と日本料理「花菊」でいただけます。
メインダイニングルーム「三笠」は本格フレンチレストラン。
天井が高く座席数が130席あり、広々とした空間で窓側の席からは、庭の景色を楽しめるようです。
ドレスコードが無いので、気軽に利用でき、サービスはスマートだけど、決して堅苦しくないスタッフのおかげで、楽しいディナーになるでしょう。
高級な食材をあっさりと食べさせてくれるコースは若い人より年配の人により合うかも。
フォアグラも鮑も、ワインも最高ランクです。
日本料理「花菊」は本格派の日本料理レストラン。
名画の掛かる落ち着いた店内からは、夕日と古都奈良の景観を一望できます。
上品な会席料理の献立は季節感あるもので、旬の食材が並びます。
奈良の食材を使った料理は出汁がとっても優しくて食材の良さを引き立てています。
入り口に5段ほどの階段があり足の悪い人は介助が必要です。
料理の出てくるタイミングも良く、好き嫌いにも対応してくれます。
また料理だけではなく、景色も最高ですよ。
散歩に最適!徒歩10分以内の観光スポット
1.名勝大乗院庭園(徒歩2分)
庭に隣接した文化館で、かつて大きな力を誇った大乗院の歴史が学べます。庭は有料で散策ができて東大池にかかる朱色の橋は印象的です。
2. 興福寺(徒歩8分)
法相宗の大本山。特に五重塔は古都奈良の象徴としても有名です。国宝館には鎌倉時代の本尊千手観音菩薩像を中心に、興福寺の歴史に関する仏像・歴史史料などが収蔵されています。3. 猿沢池(徒歩7分)
4. 春鹿醸造元(徒歩6分)
5. 奈良市東向商店街(徒歩10分)
奈良市の旧市街を代表するアーケード商店街です。お寺めぐりの合間に食事や買い物が楽しめそうです。
6. 浮見堂(徒歩9分)
奈良公園の南側のエリアにある鷺池に浮かぶ檜皮葺きの六角形のお堂です。池と一体化した姿がとても風情があり、ベストショットです。
奈良ホテルのまとめ
奈良ホテルは、歴史と格式を感じさせる伝統的な雰囲気と、便利なロケーションが魅力的な宿泊施設です。
日本の美意識が息づく建築や庭園、高品質のおもてなし文化が滞在を特別な体験にします。
和洋折衷の料理や周辺の文化・歴史探索も楽しみの一つです。
奈良を訪れる際には、奈良ホテルで心地よい滞在をお楽しみください。
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