星のや、界、リゾナーレ、OMO、BEBなど、種類別に展開されている宿泊施設だ。
2023年に109周年を迎えた。
1914年に長野県軽井沢町にて『星野温泉旅館 明星館』を開業。
歌人与謝野鉄幹、晶子夫妻が名付け親と言われている。
圧倒的非日常感を追求した日本初のラグジュアリーブランドの星のやをはじめ、土地の特性を活かした空間デザインと自然を楽しむアクティビティを備えるリゾナーレ、温泉旅館をテーマとした界、観光客向けの街ナカホテルこOMO、居酒屋以上旅未満のみんなとルーズに過ごすがテーマのBEBの5種類ある。
宿泊料金もターゲット層も様々。
簡易的な客室ではあるが、星野リゾートをより身近に感じてもらえる施設はOMO、BEBだと感じる。
その中でも、全国に6ヶ所ある星のやの中の「星のや富士」を紹介していこう。（軽井沢、京都、東京、富士、沖縄・本島、沖縄・竹富島）
森の影からひっそりと顔を出しているようなそんな外観。見ようによっては美術館にも見える。コンクリートの作りで雑音が防音されることにより、屋内でも、より自然との距離を近く感じることのできるそんな施設。
非日常を感じる４タイプの部屋
「星のや富士」の【お部屋】は、テラスに薪ストーブを備えた1室限定の贅沢なSキャビン。
ベッドを3台備えた唯一の3名用のFキャビン。
キングサイズベッドを備えた開放的なDキャビン。
ツインタイプのスタンダードなTキャビンの4タイプある。
建設設計、環境設計、照明設計、それぞれに非日常を感じる特別なつくり。
今回はTキャビンに宿泊をした。
中継場で、リュック（お菓子や飲み物、オリジナルの水筒）を受け取った後、客室エリアまでは車で送迎。
チェックインは客室にて。
扉を開けるなりガラスの向こう側には大きな富士山が。
その周りには自然を象徴する木々達。
この部屋の1番の魅力となる、テラス。
2人掛けのソファーと焚き火。朝から夜、心ゆくまでテラスでの時間を過ごせそうだ。
シャワールームからも富士山を眺めることができる贅沢な設計。
アメニティーの洗顔、化粧水、乳液、入浴剤は、リラックス効果のある檜の香り。
フロント横のお土産コーナーにも同じ入浴剤の販売がある。
山梨の食事を楽しむことができるディナー
「星のや富士」の【お食事】は、メインダイニング、クラウドテラス、インルームダイニングにて山梨の食事を楽しむことができる。
中央にグリル台が備わってあるメインダイニングでは、旬の食材とジビエを中心にしたコース料理。
クラウドテラスでは、手作りピザを朝食で楽しめる。
自分で生地を伸ばして、好きな具材とソースを選び、富士山の溶岩の石窯で焼き上げる。（¥3500（税抜））
今回私はインルームダイニングにて、カレーを注文。
グランピングにちなんで、食器類などは全てキャンプ仕様だった。
5種類のスパイスが卓上に並べられており、クミン、コリアンダー、カルダモン、レッドペッパー、ジンジャーを自分の好みの割合で調合することができる。
雨天の為、室内での食事となったが、晴れている日だと、テラスでの食事も可能だそう。
パプリカ、ジャガイモ、ズッキーニ、エリンギが串打ちされており、牛肉と共に網で焼けるようになっていた。
新しい体験をすることができてとても面白いと感じた。
また、その日の夜から、アコースティックギターの屋外ライブがあった為、空いた食器類を下げていただくルームサービスのスタッフとすれ違いになってしまう為、感謝の気持ちを込めた置き手紙を残した。
帰宅したら、『ありがとうございます！ステキな夜をお過ごしください♪』とメッセージが。
些細な出来事だが、個人的には、とても、温かい気持ちになり、おもてなしの心を感じた。
1年を通して楽しめる星のやオリジナルの催し
富士大石ハナテラスという場所が、目の前にあり、白やピンク色のコスモスがあたり一面に広がっていた。
その他にも多くの種類の花達が出迎えてくれた。富士山を背景にして写真を撮る観光客も多数。
プロのカメラマンも数人。
また、星のやオリジナルの催しとして、1年を通して楽しめる樹海ハイキングや森の空中ストレッチ、富士山麓プライベートサイクリングなど。季節限定の命と食を学ぶ狩猟体験ツアー、月明かりに照らされながら楽しむカヌー体験、富士山の湧き水を使用した山梨の日本酒の魅力を学ぶ2泊3日の体験プラン。
こちらは1日1組3名限定なので予約はお早めに。
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